26(木)田村陶芸さんへ出来上がりの大谷焼きラーメン鉢を見に行ってきました。鳴池線沿いにある田村陶芸展示館から山方面へ細い道を車で1~2分位行った近場に窯のある作業場がありました。
作業場どんな所なんだろう?と初めて作業場へ来させてもらったのですが、道路から近場での山中なんですが、カブトムシいっぱい飛んで来そうな秘密基地っぽい所でした!
作業場建物はなんと150年!建物内の柱等は窯焼きのススで黒くなっているのですが、そのススが害虫が寄りにくい木になっているとの事!
作業場はかなり広いです!作業場奥の窯に今回焼いて頂いたラーメン鉢があるとの事!窯開けてもらい、出来あがりのラーメン鉢とご対面!!!
おぉ~~~!一言で言えば「感激!」きっと店で見るより現場で鉢を見れた事で鉢に対する愛着が凄い沸きました!見に来て良かった!
陶芸館へ戻り、余分目に焼いて頂いていた鉢を選ばせて頂きました!今回あえて同じ型の鉢ではなく出来る限り一つ一つ個性ある鉢をお願いしました。おおまかに5パターン位作って頂いたのですが、一つ一つ鉢に表情があり、ホント作って良かった~と実感しました!
今回現場を見学させてもらい、十代目田村栄一郎さんと大谷焼き出来る過程の話を聞かせてもらって、心ジ~~ンとしました!
今十代目栄一郎さんが使用している大谷焼きの土は先代八代目のおじいさんが十代目の孫の為に、数十年前に山土を取ってきて埋め立ててくれていたのを使用しているとの事です。何の為に?というのも大谷焼きの土は、作業場から近くの山から山土(原土)を取ってきて、石や木の根っこ等を取り除き、色々な作業工程を経て、純粋な柔らかい粘土にし、そこから土を長期間寝かせる事により、土中に住んでいるバクテリアなどを増え、粘り気のある陶芸に適した土になるとの事なんです。てっきり掘った土を直ぐ使うのかと思っていたら、そんな事は無かった!数十年の時を経て、大谷焼きの土が出来ているとは!!!十代目栄一郎さんも将来十二代目になる孫が使用出来る様に、現在土を準備しているとの事なんです。
その生粘土で器を作り、丸1日乾かした後、余分な所を削る作業し、自然天日干し(夏場2~3日・それ以外1週間位)した後、ようやく窯で焼く作業に!今回のラーメン鉢は先ず、素焼き800度で8~9時間焼いた後、窯から取り出し、鉢のデザインをして、釉薬(器透明のガラス質になる薬品)をかけて再び窯に入れて今度は1260度で18時間焼く作業へ、焼き終わった後2日間置いて釜から出す。今回鉢には海のキラキラ感を出す為にプラチナを入れ再再度800度で8~9時間焼き、丸1日置いた状態の所を見に行かせてもらったんです!
土作りから言えばもの長い年月&手間隙を必要とし、色々な人の想いが込められて完成する大谷焼き。今回見学&話を聞かせて頂いて、試作鉢の時より、今回完成鉢持つとズッシリと心へ伝わってくるものがありました!これからは自分自身の気持ち&想いを込めたラーメンを共に大切に使わせて頂きます!鉢&ラーメンの想いがお客様に伝わり、きっと今以上に美味しく頂けると思います!
田村陶芸館1階店舗内には沢山のラーメンありました!三八さん・うえたいさん・奥屋さんのラーメン鉢も展示しています!店内見ているだけでも楽しいです!
是非足を運んでみて下さい!
明日29(日)~大谷焼きラーメン鉢使用致します。
田村陶芸展示館さん